img

Concept

We are
Computational
Craftsmen.
DIGRAPHは、コンピュータを操る数理的思考力と、それを美しく具現化するクラフトマンシップとを融合させることで新しい表現を創り出すクリエイティブスタジオです。
様々なツール・テクノロジーの発展によって、デジタル表現は進化し続けており、私たちの身体体験におけるデジタル体験の比率は、今後より一層大きくなるでしょう。 デジタル表現は、人智を超えた表現力や秩序の美しさ、物理に囚われない軽やかさなどを有していますが、フィジカル表現には、意図せず生まれる偶然の美しさのような、物質的な力強さがあります。それぞれの表現がもつ美しさに優劣はなく、それらは共に大切にすべきものだと思います。二極化されてしまうことの多いそれぞれのアプローチを繋げることでさらに魅力的な世界を創造していく、それが私たちが目指すクリエイションです。
img

Approach

Research
expression by
digital fabrication
DIGRAPHは*Plotter Drawing(プロッタードローイング)との出会いから始まりました。Plotter Drawingはコンピュテーショナルプロセスをフィジカルな表現としてアウトプットする最もミニマルな方法の一つであり、デジタルとフィジカルの掛け合わせの可能性を私たちに強く証明してくれました。
プロッターに限らず、昨今では多様なデジタルファブリケーションが発展し、デジタルとフィジカルを素早く行き来できるようになったことで、新しい表現の可能性が大きく広がりました。しかしながら、この領域はまだまだ未開拓で発展途上です。その可能性を広く伝えるため、私たちはコンピュータを起点としたロジカルな思考力と、それらをリアルの世界に創り出す表現力を武器に、デジタルファブリケーションを活用した新しい表現の可能性を探究していきます。
img

Project

Self research &
commission work
DIGRAPHは、新しい表現の可能性を探る自主的な研究プロジェクトをベースに、クライアントからの依頼によって作品を制作・提供するコミッションワークにも取り組みます。
DIGRAPHの自主研究は、観察・仮説構想・プロトタイピング・実装(展示)から成り立ち、最終的に展示を実施することを重要なプロセスと捉え、新たな視点の提示を試みています。コミッションワークは自主研究プロジェクトによって得られた知見や方法論を展開させながら、依頼という前提条件の中で常に実験的な思考を持ちながら共創を試みます。そのため、自主研究とコミッションワークは必然的に強いシナジーを生み出し、私たちは積極的にそれらの循環を促していきます。
img

Member

Hiromasa Fukaji
Designer/Graphic Researcher
1990年大阪府生まれ。プロッター(ベクターデータを変換・出力する機器)を用いてデジタルとリアルの境界に生じる偶発的表現をつくり出す手法「Plotter Drawing(プロッタードローイング)」を軸に新しいグラフィック表現の研究を行う。2023年より堀川淳一郎と共に「DIGRAPH」を発足。カンヌライオンズ、ザ・ワン・ショー、ニューヨークTDC賞、D&ADアワードなど受賞多数。

Junichiro Horikawa
Programmer/Algorthmic Designer
1984年東京生まれ。Columbia University GSAPP AAD修了。幾何学や自然の生態をヒントに、アルゴリズムを利用した様々な形態の生成・研究を長年行っている。現在Youtube上で定期的にアルゴリズミック・デザインに関するチュートリアルライブ配信や動画を上げている。ザ・ワン・ショーや文化庁メディア芸術祭などで受賞。著書に「Parametric Design with Grasshopper 」と「Algorithmic Design with Houdini 」がある。